こんにちは、プレックスの石塚です。
弊社は今までリファラルでのエンジニア組織の組成を続けてきましたが、組織拡大のため求人媒体やダイレクトリクルーティングサービスを用いた採用活動を今年の3月から本格的に始めました。 採用活動を続けていると、現状の組織体制についても質問を受けることが多くなってきたので、この機会にブログにまとめてアウトプットしたいと思います。
プレックスの事業について
まず組織体制を説明するために、その背景となる事業郡について説明します。 プレックスは「日本を動かす仕組みを作る」というミッションを掲げ、インフラ産業を軸に次の4つの事業に取り組んでいます。
それぞれの事業ごとの主な開発対象を簡単にまとめると下記の通りです。
- ドライバー向けの人材紹介事業
- kintoneやSlack、GASなどを用いたオペレーションの効率化
- 広告ランディングページ
- ドライバー向けのダイレクトリクルーティング事業
- ドライバー向けの求人サイト「プレックスジョブ」
- 採用企業様向けの管理画面
- 社内メンバー向けの運用管理画面
- 電気主任技術者向けの人材紹介事業
- ドライバー向けの人材紹介事業に同じ
- 新規SaaS事業
- SaaSプロダクト
エンジニア組織体制について
エンジニアの人数は下記の通りで、組織体制は図のようになっています。※正社員の人数が合わないですが、兼務となっています。
- 正社員: 2名
- 副業・業務委託: 4名
- 学生インターン: 1名
組織体制の意図
エンジニアの組織体制は事業部制を基本としています。 事業部制を採用した大きな理由はプレックスという会社の文化に対して適していると考えたためです。 プレックスには「PLEX OUTPUT」という、好奇心を持って、検証し、成果をあげようという社内で浸透しているバリューがあります。 社内にエンジニア組織ができる前から既にあったバリューですが、エンジニアリングやデータ分析のキャリアを歩んできた自分からしても、仮設検証を通じて不確実性をコントロールしていくことは、プロダクト開発において最も重要なことの1つだと感じています。 したがってエンジニアであってもより良い事業・プロダクトを作るために、市場や産業に好奇心を持って、仮説検証を素早く回していくという理想を実現するため、事業部制を採用することに決めました。
もう一つの理由は、開発組織を横串部門としてしまうと、社内外注化しやすくなってしまうためです。 特にプレックスでは事業の数や開発量に対して、エンジニアの数が少ないです。 そのため横串部門としてしまうと、タスクをこなすことでリソースを使い果たしてしまい、中長期的に持続的な開発を続けるための開発や不確実性にチャレンジしていく開発へのリソースが割けなくなってしまいます。
さらに人数が増えれば横串部門を作り、スケールメリットを活かすという方針もあると思いますが、現時点では会社の文化として事業部制をベースに組織を作っていきたいと考えています。
体制を運用するための工夫
最後に上記の体制を効率的に運用していく上での取り組みを2点ご紹介します。
副業や業務委託の方にサポートしていただく
まず1つ目は、副業や業務委託、学生インターンなどの多様な働き方を許容し、サポートしていただいている点です。 多くの会社が取り入れていることだとは思いますが、依頼する内容としては、キャッチアップコストがそこまで高くないもの、緊急度がそこまで高くないものという2点に気をつけています。 また副業の方に合わせて、ミーティングの時間帯を夜の時間帯にずらしたり、休日に実施したりもしています。
他事業部から開発リソースを借りるケースの交通整理
組織図上はキレイな事業部制となっていますが、事業部によっては正社員のエンジニアがいないため、突発的な開発依頼を他の事業部に依頼するケースもあります。 プレックスではスプリントを採用しているため、急な差し込みや依頼が発生するのはあまり好ましくありません。 そこで弊社ではSlackのworkflowでタスクを挙げてもらって、優先度を判断しスプリントに組み込むといったスタイルを取っています。
現状ではリソース上の成約から、人材紹介事業部側やコーポレート側の生産性の効率化はそれほどできていません。しかしまだまだ余白があり、利益的なインパクトも大きいポイントなので、今後取り組んでいきたいテーマの1つです。
最後に
プレックスはエンジニアを絶賛採用中です。 現状では理想ばかりが先行している状況ですが、1人1人のエンジニアが事業やプロダクトにコミットし、楽しめるような環境を作っていきたいと思っています。そのような環境を楽しめる方や一緒に作っていっていきたいという方にぜひジョインしていただきたいです。
また、これらの記事の内容は現時点での話で、人数や状況が増えれば変わるものだと考えています。しばらく時間が経った後に同じ記事を書いてみるのも面白そうなのでぜひ来年や再来年あたりに書いてみたいです!